マーティン・ファクトリー・ツアー 2024 レポート 2024.12.4
2024年11月12日(火)〜16日(土)の日程で米国ペンシルベニア州ナザレスにあるMartin社へ行って参りました!
Martinギター日本代理店の黒澤楽器店のスタッフのアテンドで、Martin Custom Shop 製品を取り扱う7社が参加。
弊社オーダー・モデルの木材選定、Martinスタッフが考案したカスタム・モデルの買い付け、工場視察、ミュージアム見学を行います。
福井からだと片道に丸一日かかるので実際は2日間の訪問です。
東海岸側、ニューヨーク州の下に位置するペンシルベニア州は比較的涼しい気候の土地ですが、今回は寒い!日本より10度以上寒い!ちょっと油断してました。上着がないので重ね着しまくってます。
1日目の最後はMARTIN MUSEUMへ。Martinの歴代モデルやアーティストが使用した楽器、歴史的価値のあるものなど様々なアコースティック・ギターが並ぶ他、昔の工場で使用されていた工具やマーティンさんの趣味で集めた仏像?など様々なものが展示されています。
昔販売されていたエレキギターやアンプもあり、非常に興味深い展示です。顔はめパネルもあり、記念写真もバッチリ!私は恥ずかしかったので黒澤楽器さんのスタッフにご協力いただきました。
ここMartin社は一般の方も入れるギターファンの聖地的な観光名所になっていて、解説つきの工場見学、ミュージアム、お土産店が回れるとても楽しい施設となっています。Martinファンなら一度行ってもらいたい場所です!(すーごく遠いですが。)
[Top : Sinker Redwood Side&Back : Figured English Walnut]
¥2,278,000(税込)SOLD OUT
トップ材のSinker Redwoodの「Sinker」とは水の底に沈んでいたことを示しています。水の底では酸素が不足しているため木材は腐敗せず、丸太から樹液や水分が浸出され、ゆっくりと熟成、硬化していきます。時には数百年前の木材となることも。ダイナミックで繊細、音の速度が早く、豊かな倍音を持つ素晴らしい木材となります。サイド&バックには虎目のでたイングリッシュ・ウォールナットを採用し、高級感のあるインレイを伴い見た目にも美しい個性的なギターとなっています。
[Top : Adirondack Spruce Side&Back : Mahogany]
¥1,028,000(税込)
軽やかな響きを持つOOO-18をカスタムショップで作るとこんなにも華やかで美しいサウンドになるのか。感動の一本。力強い鳴りのアディロンダック・スプルースに上質なマホガニーの組み合わせは素晴らしいです。カラーリングに1933 Ambertone Burst を採用。レギュラーモデルでは基本的には使われることのないアンティーク・カラーでOOOの小ぶりなボディをよりスタイリッシュに演出しています。
ヘッド・プレートのグロス仕上げも何気に特別感があって嬉しい仕様です。
[Top : Sitka Spruce Side&Back : Machiche]
¥998,000(税込)
実にシンプル。この上なく潔いデザイン。だけど何故か気になる、手に取ってしまう、ついつい弾いちゃう、あー気持ちいい。そんなギターです。サイド&バックに使われているマチーチェはルックス、サウンド共にローズウッドとマホガニーのいいとこ取りをしたような木材で、長いサスティーンと鮮明なアタックが特徴。レスポンスもよく、優れた音量を持った木材です。コロコロとした音色にボリューミーな響き、一音一音がクッキリと華やかに鳴る極上の心地よさのギターです。
〒916-0038
福井県鯖江市下河端町607