Martin Factory Tour 2025

マーティン・ファクトリー・ツアー 2025 レポート 2025.12.5

2025年10月21日(火)~25日(土)の旅程、毎年恒例となっている「Martin Factory Tour」へ行って参りました!

移動日入れての日程なので実質2日間のマーティン社訪問、まあまあの弾丸ツアーです!

Martinギター日本代理店の黒澤楽器店さんのアテンドで、Martin Custom Shop 製品を取り扱う8ディーラーが参加しました。

弊社オーダー・モデルの木材選定、Martinスタッフが考案したカスタム・モデルの買い付け、工場視察、ミュージアム見学を行います。

マーティン社はアメリカのペンシルベニア州ナザレスにあります。ペンシルベニア州はアメリカの東海岸側、ニューヨーク州の南、ニュージャージー州の東に位置します。福井からは小松空港から羽田空港、羽田から、ニュージャージー州のニューアーク・リバティ国際空港、そこから車で1時間半〜2時間ほどの距離です。移動に丸々24時間くらい掛かります。

現地到着は夜だったのでホテルに直行、夕食、就寝となりました。ちょうどハロウィーン時期という事でカボチャを使った飾り付けコンテスト?が開催中でした。

翌朝、マーティン社訪問1日目。

ペンシルベニア州は日本より少し気温が低く、今年はやや寒い程度の過ごしやすい気候。湿度が低く、カラッとしているので朝の爽快感、空の青さが北陸とは違っています。ホテルからマーティン社まではバスで移動をしますが、窓から見える街並みも閑静で本当に美しい場所です。

マーティン社に到着。周りの景色に溶け込むオシャレな佇まいの建物は、マーティン創業当時のお店のデザインが引き継がれています。何度来ても気分が上がります。

ファクトリーのエントランスには元CEOのマーティンさん所有の古いポルシェ。定期的に飾る車やレイアウトが変わっているようです。

訪問1日目は工場の見学に、マーティン社より新素材の紹介、そして一番重要なウッド・セレクションを行います。

ウッド・セレクションは弊社オーダー・モデルに使用するボディ材の木材選定になります。デザインしたギターのコンセプトに合った木目、カラー、響きを持った材料を選ぶことで、より明確にそのギターに個性を持たせる事が出来、カスタムショップ製である意味が増すのでとても大事な作業です。

今回は、来年で10周年を迎える弊社タビーズの記念モデルを数本製作します!キルト・メイプル使用したモデルや趣向を凝らしたデザインのギターをご用意します!

2026年秋ごろの完成予定です。

ちなみに前述した新素材のご紹介です。ロゼッタやバインディングに使うパーツの新色素材と指板、ブリッジに使う新しい木材が紹介されました。

カラフルなロゼッタ、バインディング素材は様々なボディカラーを採用するようになった現在のマーティンに新しいニュアンスをつけてくれるものだと思います。

水墨画のような指板、ブリッジ材はペール・ムーン・エボニーと呼ばれる天然材です。マーティンでこれまでになかった佇まいのギターとなる事でしょう。

まだマーティン・ギターでの使用がスタートしていない木材ということで、弊社でこのペール・ムーン・エボニーを使用したギターを一本オーダー。

弊社が日本第一号のオーダーです!タビーズ10周年記念にもなる一本がオーダーできました!

こちらも2026年秋ごろに完成予定、ご期待ください!

工場見学の写真も掲載します。各工程を細かく分業していて、それぞれのスペースを自分なりにアレンジして作業をしています。家族の写真を飾っていたり、好きなバンドのグッズがあったり、手書きのイラストを貼っていたりと、リラックスして仕事ができるスペースになっています。工場の雰囲気が少しでも伝われば幸いです。

1日の最後といえば。夕食です。渡米中、空港とホテルとマーティン工場以外にほとんど行く事がないので、食事の時間が一番「アメリカに来たな」を実感します。特にステーキ・ハウスは一番「アメリカに来たな」となります。

独特の薄暗い空間にボリューミーな前菜に大きいステーキ。味付けは割とシンプルなので何を食べても美味しいです。私は無理せずキッズ・サイズ・ステーキです。

ちなみにホテル朝食のワッフル最高です。自分で焼くシステムなのですが、焼きたてが美味しい!サクッとしてて。ソーセージも肉肉しくて美味しいです。日本のソーセージとかウインナーとは食感とか味が違う気がします。

2日目はプリビルド・セレクション。Martin Custom Shopのスタッフがデザインした一本モノのギターが並び、その買い付けになります。

今年は約40本、昨年よりも本数が多いです。スモール・ボディもやや多め。弊社としても、個人的にもスモール・ボディが好きなのでこれは嬉しいです。

弊社に来られるお客様のことを想像しながら、じっくり弾いて、見極めて決定。各社、欲しいギターが被ったりもしますので、サイコロを振って出た目の大きいディーラーからギターを選ぶ仕組みに。クジ運もあって、事前に決めていたギター3本、全て購入できました。この後、紹介していきます。写真は現地撮影です。

すでに現品は弊社に到着しておりますので、ご興味のある方はぜひ、お越しください!(2025125現在)

CTM OOL-14FRET SLOPE SHOULDER

[Top : European Spruce  Side&Back : East Indian Rosewood]
¥2,040,000(税込)SOLD OUT!!

マーティンでは一部モデルのみで存在している、OOLスタイル。所謂ニューヨーカー・タイプと言われるスモール・ボディに14フレット・ジョイント・ネックのモデルです。

カスタム・ショップ製では特に珍しいサイズになると思います。最高の木材に、グロス仕上げ、42スタイルのバインディング、ツリー・オブ・ライフ・インレイが入った非常にゴージャスな一本です。

トップ材には色白で美しいヨーロピアン・スプルースを使用。たっぷり入った装飾とともに、気品のある豪華な仕上がりとなっております。

上品でクリアー、豊かな倍音で実に美しくボリューミーなサウンドの贅沢なギターです。

CTM O-12FRET

[Top : Adirondack Spruce  Side&Back : East Indian Rosewood]
¥1,168,000(税込)

シングル・オーの12フレット、パーラー・サイズと呼ばれるモデルです。とてもシンプルでノスタルジックなルックスが堪りません。

ヴィンテージ・ギターに使用されているような大ぶりでしっかりとした木目を持つ力強い鳴りのアディロンダック・スプルースに上質なローズウッドの組み合わせ。

クラシック・ギターのような小気味よい音の立ち上がりに奥行きのあるどっしりとした低音域、郷愁に満ちたグラマラスな響きは最高。

軽いタッチへの反応の良さ、パーラー・サイズならではの抱えやすさも大きな魅力のギターです。

CTM D-14FRET SLOPE SHOULDER

[Top : Sitka Spruce  Side&Back : Mahogany]
¥1,079,000(税込)

Martin社のライバルとも言うべき、G社の代表的モデルに強くインスパイアされたユニークなモデル。マーティンとしてはかなりレアなデザインになります。

あくまでマーティン・ギターと言わんばかりにピックガードにマーティン・ロゴを入れるあたり、デザインをしたジミーさん(写真右)のチャーミングな個性が現れています。

このスタイルならではのザクザクとパワフルなサウンドと無骨で枯れた響きに、マーティン・カスタム・ショップの上質な木材、最高の作りで、クリアで煌びやか、華やかな深みの要素が加わり、良いとこ取りのハイブリッドなギターとなっております。

2日目の最後はMARTIN MUSEUMへ。マーティンの歴代モデルやアーティストが使用した楽器、歴史的価値のあるものなど様々なアコースティック・ギターが並ぶ他、昔の工場で使用されていた工具やマーティンさんの趣味で集めた仏像?など様々なものが展示されています。

毎回、特別に展示されている貴重なギターを触らせてもらえるのですが、今回はなんと!ニルヴァーナのフロントマン、カート・コバーンが弾いていたD-18まで弾かせていただきました!いやー、緊張しました。楽器屋で良かったです。他にも数千万円~1億円越えの歴史的な一本など様々弾かせていただき、勉強になりました!

マーティン社を去る前に、ファクトリーの前でツアー参加者みんなで記念撮影ー。短い日程の訪問を終えファクトリーを後にします。

ツアー最後の会食へ。とても静かで、美しくライトアップされた雰囲気のある街にあるレストランへ。歴史がありそうな建物前の街路樹に電飾がされて、クリスマスのようなムードでした。

象徴的にライトアップされた大きい石像が綺麗だったので現地のドライバーさんにこれは誰か尋ねたら「I don’t know」と言われました。中2英語力の私でも聞き取れました。

考えてみれば、日本でも銅像や石像あっても大概誰か知らないです。

ちなみに。アメリカでも、寿司はSushi、酒はSake、までは知ってましたが、枝豆もEdamame、でした。どうでもいいんですけど。アメリカのメニューって、日本みたいに写真がなく文章のみで大概なんの事かわからないんです。それで「E・da・ma・me、あ、枝豆っ。」って。なりました。どうでもいいんですけど。

そういえば、かなり前にマーティン社を訪問した時の夕食で、ステーキを食べるガッツがなかったのでチキンを頼んだら…1羽丸焼きで出てきました。クリスマスに見かけるヤツでした。

英語もっと勉強しよう、と毎年思ってます。

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